某大先生が、ブログ上で御自分の準備書面を公開なさっている。某大先生は、私の尊敬する先生であり、準備書面等は、何回も読ませて頂いている。最近の準備書面は、超弩級のフォントがついていて、若干やりすぎではないか、とも思うのだが、裁判官に対する分かりやすさを徹底するという姿勢は素晴らしい。

 某大先生は、もともとは、ビジネス系と呼ばれる系統の弁護士であり、企業に関する業務を主に行っていた方であった。このような某大先生の経歴から、一票の格差の問題に傾倒して行かれたのは、若干不思議ではある。

 しかし、もともと、この先生が、革新的な仕事を数多く行われてきた先生であることからすると、あまり不思議ではない。そして、実は、某先生の問題意識は、10数年前と同じで、「一部の人間が日本を支配すると、日本が滅びてしまう。」という所にある。

 私がかつて、インターネット上で発見した某先生の書面で拝見した問題意識は、「官僚が日本を支配すると、日本を滅ぼす。」という問題意識であった。この問題意識と現在仰られている「一票の不平等が放置されたままの選挙区制では、少数の日本国民が多数の国会議員を決定してしまう。」という問題意識は、一部の人間が日本を支配してはいけない、という点で同じである。現在は、官僚=国会議員になっているとも思う。

  某先生がすごいのは、特に最高裁の裁判官を批判し、国民投票制度で、一票の格差に反対する裁判官に×を付けようと、新聞広告を自ら掲載したことである。
 
 某先生の著作物として、サブリース訴訟に関する本がある。私は、これを何回か読んでいる。特に印象に残ったのが、関連する判例を全て、調査していることである。某先生自らが調査されているかどうかは不明であるが、関連判例に目を通すだけでも、かなりの労力になるだろう。

 もっとも、私は、現在のカラフルな準備書面ではなく、過去の準備書面の方が格調があって好きであるが。