弁護士の仕事にも、短期間でクロージングに至る仕事はある。そのような仕事は、回転率の高い仕事と言えるかもしれない。
 まず、M&Aのデューデリジェンスの仕事などは、1ヶ月程度で終了し結構な額の報酬が発生する。よって回転率が高く、かつ実入りのよい仕事となる。
 また、意見書を書く仕事も、必ずしも報酬は十分とは言えないが、終了までの期間は短い。ネット上の名誉毀損等仮処分で終了する事件も、短期間で終わる。労働審判も同様である。このような仕事は、回転率は高い。
 そして、私が最も回転率が良いと思う仕事が、実は刑事事件である。不起訴で終われば、非常に短期間で事件が終了する。
 このように短期間で終了する事件ばかりやって、回転率を高めていくことも、一つの法律事務所のビジネスモデルであるかもしれない。しかし、回転率の高さ、という観点で弁護士業務を考えるのは抵抗がある。きれいごとかもしれないが、依頼者を食い物にしている感覚が否めないからである。


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