引き続きブラック法律事務所の見分け方について書く。

 大阪などの大規模単位会では、他の弁護士事務所の評判は、 入ってこない。従って、指導担当等に、就職を検討している事務所について、あの事務所はどうなんですか、などと聞いても、知らない、ということになりがちである。

 そこで、裁判所に評判を聞く、という方法がある。裁判所といっても、大阪地裁であれば第26民事部まであるので、あの先生の事件はかかったことがない、ということになりがちである。そこで、就職面接の際に、弁護士に

 「第何民事部の事件が多いですか。」

と聞いておくとよい。
 大阪で会社関係の事件を扱う事務所であれば、第4民事部の事件が多いはずである。また、交通事故の多い事務所であれば、第15民事部の事件が多いはずである。それくらいの質問であれば、聞いても問題ないはず。

 聞いた後に、例えば第15民事部の事件が多いというのであれば第15民事部の裁判官や、書記官に、その事務所の評判を聞いておくとよい。知り合いの裁判官や書記官がいない場合には、他の修習生に聞いてもらえばよい。

 裁判官が、「あの先生は、いつも弁論準備の当日に書面を出すので困っている。」と言う場合には、その事務所は以下の問題を抱えている可能性がある。

① 事件過多となっており、事件放置があるのではないか。
② 他人を待たせても平気、という点でボスの人格に問題があるのではないか。

 また、裁判官や書記官は、弁護士の実力についても話してくれる可能性があるので、その弁護士が優秀な弁護士かどうか、聞いておくのもよい。

 いずれにしても、徹底して情報収集をすることが大事である。最初に就職する事務所は、弁護士人生を決める上で非常に重要なのであるから。 

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