本日は、司法修習生の人に向けて、ブラック法律事務所の見分け方
についての記事を書く。

① OBと仲が良いか
   弁護士が法律事務所に、いつまでも留まることは稀である。従って、その法律事務所を辞めた弁護士がいること自体は、その事務所がブラックな法律事務所であることを示さない。問題は、その法律事務所と事務所OBとの間で交流があるかである。所謂ブラックな法律事務所であればあるほど、OBとの関係は完全になくなっていることが多い。
  
② OBがその事務所に所属していたことを公表しているか
  その事務所が嫌になって辞めた弁護士は、その事務所に所属していたことを隠す傾向にある。

③ 経費を払えるだけのパートナーがいるか
  よい立地、高級そうなビルに入っているからといって、いい法律事務所であるとは限らない。いいビルに入っているということは、それだけ高い賃料を支払っており、ボスにとっての損益分岐点が高いということである。その分、売り上げがダウンした場合において、勤務弁護士をクビにする可能性が高くなる。また、勤務弁護士の売り上げへのプレッシャーも強くなる。やたら高そうなビルに入っているにもかかわらず、1人しかパートナーがいない場合には、若干の注意が必要である。
  
④ 事務局長はいるか
     よほど大きな事務所でない限り、事務局長は存在していないことが多いため、④についてはそれほど重要ではない。しかし、事務局長がいる事務所では、一般的に書類の管理等が厳格になされている傾向が多く、また、裁判所の書面提出期限なども守る傾向にある。よって、事務局長、できれば、男性の事務局長がいれば、その事務所は、まともな事務所である可能性が高くなる。逆に、女性ばかりの事務員しかいない事務所は、若干の注意が必要である。

⑤ 勤務弁護士の勤務年数
  当然、ブラックであればあるほど短い。前に勤務していた弁護士の勤務年数を調べるのも手である。 

⑥ やたらと自由という言葉を使わないか
  やたらと自由という言葉を使う弁護士は、新自由主義にかぶれている可能性がある。実際勤務して見ると、非常に不自由であったり、勤務弁護士に過重な責任を負わせる可能性が高い。

⑦ 書類等はきっちりと管理できているか
   ブラックな事務所は、書面の管理などもできていないことが多い。

⑧ 契約条件を面接の場できちんと説明するか
     働いてみて、話が違う、ということは、法律事務所においても多々あることである。 

 ③④については、すぐに調査可能である。⑥も面接で大体のことは分かるのではないか(新自由主義者は独特のにおいがある。)。⑧も面接の場で分かる。⑦は、できれば、面接などの際、事務所の内部を見せてもらった方がよい。
 京都や神戸程度の単位会であれば、いわゆるブラック事務所の評判はすぐに伝わる。しかし大阪や東京などの大規模単位会であればブラック事務所の評判は、伝わらない。よって、自分で調査するしかない。


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