以前同じような 記事を書いた記憶があるが、裁判官にもレベルの差は歴然としてある。どの程度差があるかというと、例えばトップクラスの裁判官(調査官解説を書くような人達)と出世コースから明らかに外れた、弁護士からの評判も芳しくない裁判官とでは、幽々白書という漫画の、S級妖怪とD級妖怪の差程度には、差がある(簡易裁判所の裁判官になると、法曹としての知性とか理性がかなり怪しい人の割合が増えてくる。)。

トップレベルの裁判官に当たると、勉強になることが多い。彼らは的確に訴訟指揮し、自分の考えに自信をもっているためか、率直に自分の心証を開示する。和解に安易に流そうともしない。争点整理などは、やはり見事である。
しかし、優秀な裁判官であればあるほど、分からない箇所とか、難しいと感じる問題、判断に迷うことなどが少なくなるため、弁護士としては、裁判官をコントロールしずらくなる。

一方、力量の劣る裁判官に当たった場合、とんでもない判決を書かれるリスクはあるものの、代理人が裁判官をコントロールしやすく、代理人の力量が勝敗に影響を及ぼす可能性が高くなるように思う。つまり、優秀でない裁判官の場合、判断に迷う箇所やよく分からない箇所が多いため、当該部分については、自分の判断を持てず代理人の主張にそのまま乗っかってしまい、よりよい主張立証をした方を勝たせてしまうということが多くなりがちになるのである。特に、地裁以上の裁判官でさえ、難しい事件になると、代理人の主張をそのままコピペしたような判決を書くことがある。裁判官自身よく分からないがゆえに、代理人の主張をコピペせざるを得ないのだと思う。

率直に言うと東京及び大阪の裁判官は、一定以上レベルの裁判官が揃えられている。これが他の地裁に行くとかなり裁判官の能力が怪しくなり、まずい判決が増えてくる。そして、簡易裁判所になると裁判官のレベルは絶望的になる。