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 高校受験、大学受験では、いわゆる勉強しない人がおり、それが多数派であったと思う。一方で、司法試験受験生には、勉強しない人は、殆どいなかった。皆、一日10時間程度勉強するのが通常であった。旧司法試験時代には、一日10時間以上勉強しても、何年も受からないと言う人がごろごろいた。このように、ライバルに明らかにダメな人がいないのも、司法試験の特徴である。
 加えて、司法試験を受験する人は、勉強が好きかつ得意な人が多いように思う。高校受験、大学受験のように、勉強が苦手な人が一定程度含まれているという環境ではない。
 ダメな人やできない人を見ると、自己肯定感は得られる。しかし、司法試験は、ダメな人が殆どおらず、立派な人できる人ばかりが周囲にいることになる。よって、常に受験生は、自己否定感と自己否定感から生じる精神的なプレッシャーに悩まされることになる。これも司法試験を難しくしている一つの要因である。